🎬 概要

原題: The Belko Experiment

公開: 2016年/アメリカ

監督: グレッグ・マクリーン(『ウルフクリーク』)

脚本: ジェームズ・ガン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)

出演: ジョン・ギャラガー・Jr、トニー・ゴールドウィンほか

ジャンル: サバイバルホラー/社会風刺サスペンス

🧩 あらすじ(ネタバレあり)

舞台は南米コロンビアにあるアメリカ企業「ベルコ・インダストリーズ」。
朝のいつも通りの出勤風景が一変する。
突然、社内放送から不気味な声が響き、

> 「職員80人のうち2人を30分以内に殺せ。従わなければ無差別に8人を殺す」



という命令が下される。

外への通信は遮断され、ビルの窓には鋼鉄のシャッター。
逃げ道は完全に閉ざされていた。
そして、拒否する者たちの頭部に埋め込まれた追跡装置が爆発し、
社員たちは“ゲームの本気度”を思い知らされる。

次第に秩序は崩壊。

やがて社内は二分される。
命令に従い「ルールに従って殺すべきだ」と主張する上層部グループ(バリー派)と、
「人を殺すことはできない」と抗う主人公マイク派。

仲間同士で銃を向け合い、同僚の死体が積み重なっていく。

最初の犠牲者が出ると、理性は崩壊。
机や道具が武器となり、同僚が同僚を殺す。
昼まで普通にコーヒーを飲んでいた仲間が、
夕方には血に塗れたナイフを握っている——そんな悪夢のような光景だ。

そして最終的に、生き残ったのはわずか数人。
マイクは善意を貫こうとするが、
最後の対決で上司バリーを倒すしかなくなる。
銃を手に取り、ためらいながらも撃つ。

それでも実験は終わらない。
外に出たマイクを待っていたのは、さらに大規模な監視センター。
研究者たちは冷静に「実験成功」と記録し、
マイクに言う。

> 「あなたは次のステージへ進みます」
——これは終わりではなく、世界規模の実験の一部だったのだ。

まとめと感想

『サラリーマン・バトル・ロワイヤル』は、
B級ホラーの皮をかぶった社会派サスペンス。

残虐な描写の裏にあるのは、
「命令に従うこと」「評価を恐れること」「組織に縛られること」への皮肉。

観終わった後、
職場の会議やメールのやり取りが少し怖く見える。
それこそ、この映画が突きつける真のホラー

あなたなら、命令に従いますか?

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